嵐のような夜が過ぎ去り、迎えた旧暦の元日の朝。
島の友人から新年の挨拶の電話をもらい、お宮に奉納された縁起物の塩を神棚に祀り新年の朝が始まりました。
二十四節気なんて若い頃は全く興味もなかったことですが、歳を重ねるごとに季節の移り変わりに心惹かれ、鶯谷の声や虫の音に耳を傾けられるようになりました。
特に沖縄は旧暦で動いているので移住してからは敏感に。
沖縄の旬の野菜から季節の始まりを知り、宿から見える海の景色に潮の満ち引きを感じ、風の流れに春夏秋冬の終わりを感じます。
日々移り変わる自然の姿を二十四節気に表現した古代の人の心の豊かさ。歳をとらなければわからないご褒美を少しずつもらえている気がします。
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